消化器内科・内科

【消化器内科】 ~おなかの症状全般を診療します~

【消化器内科】 ~おなかの症状全般を診療します~

最近増えている逆流性食道炎を始め、胃炎、胃がん、大腸がんなど消化器の病気は多岐に渡ります。初期の段階では自覚症状のない胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療は、患者さまだけでなくご家族にとっても大切です。
正確な病状を判断するために胃カメラや大腸カメラによる検査を行うこともあります。定期的な検査を受けることのメリットをお話しさせていただきますが、こちらから無理強いすることは決してありません。
患者さまにご納得していただいた上で、検査・治療を行うようにしておりますので、胃の痛みや違和感、便潜血腸性などの症状がありましたら一度ご相談ください。
消化器内科の主な対象疾患とその内容は次の通りです。

1.逆流性食道炎

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸が食道に逆流することによって食道が炎症を起こしてしまい、びらん(粘膜のただれ)や潰瘍を生じる疾患のことです。最近増えている理由の一つとしてあげられるのが、スマートフォンの普及によって猫背になりがちなことです。長時間前かがみになっていると、おなかに圧力がかかり、食道と胃のつなぎ目のしまりがゆるくなって胃液が逆流しやすくなります。
酸っぱい液体が口まで上がってくる、胸やけがするというようなことがあれば、逆流性食道炎の可能性があります。症状を改善するには、胃酸分泌抑制薬の使用や、長時間前かがみの姿勢を取らないなど生活習慣の見直し・改善を行います。

2.急性胃炎

急性胃炎とは、文字通り胃の粘膜に急性の炎症を起こしている状態のことです。胃の不快感やみぞおちの痛み、吐き気や食欲低下だけでなく、場合によっては吐血や黒色便などを伴います。
痛み止めやステロイド薬、抗菌薬などの服薬、飲酒、ストレスなどが原因として考えられます。お話をよくうかがって原因がはっきりしている場合は、それを解消することが基本的な治療になります。症状に応じて胃酸を抑える薬や胃の粘膜を保護する薬を使用し、出血が強い場合は、内視鏡で止血を行うこともあります。

3.慢性胃炎

急性胃炎とは異なり、胃の粘膜に慢性的な炎症を起こしている状態を慢性胃炎といいます。通常、胃の粘膜というのはふっくらしているものですが、それが痩せてしまっている状態を萎縮(萎縮性胃炎)と呼びます。ほとんどの場合、ピロリ菌(ヘリコバクタ・ピロリ)に感染していることが原因ですが、自覚症状がないことがやっかいな点です。治療としては、ピロリ菌の除菌治療を行うことで、改善につなげていきます。

4.胃・十二指腸潰瘍

ストレスを抱えた人が罹患するイメージの強い胃・十二指腸潰瘍ですが、胃や十二指腸の粘膜がひどくただれて傷が付いた状態を指します。症状として出やすいのは、みぞおちの痛みで、食欲不振や吐き気、黒色便、吐血を伴うこともあります。
ほとんどの場合は、胃酸を抑える薬を服用することで改善が見込めます。まれに傷口が大きく出血が多い場合は、胃カメラを用いて止血します。慢性胃炎と同じく、潰瘍ができる多くの原因はピロリ菌の感染と考えられていますので、検査した結果が陽性であれば除菌治療を行うことで改善が見込めます。

5.過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群とは、ストレスや不規則な生活習慣などが原因で腸が慢性的に機能異常を起こしている状態のことです。炎症や潰瘍などの器質的な病変を伴わないのが特徴で、症状として現れるのは下痢や便秘、腹痛、腹部膨満感などです。
症状に合わせて、内服薬を用いた治療を行います。

【内科】 ~何でも相談できる地域の「かかりつけ医」として幅広く診療いたします~

風邪などのはっきりとしている症状はもちろんのこと、「なんとなく体調が悪い」といったようにどこに相談に行けばわからない場合でもお気軽にお越しいただければと思います。
内科診療は患者さまに健やかな生活を送っていただくための取っ掛かり、つまり「総合案内」としての役割も果たしているものです。
スタッフ一同、相談しやすい雰囲気づくりに努めるとともに、的確な診断と適切な治療を提供できるように日々精進しています。また、そのために必要な医療機器も充実しています。専門的治療や入院加療が必要な時は、状況に応じた医療機関や専門医にご紹介いたします。
当クリニックの内科における主な対象疾患は次の通りです。

急性疾患

風邪、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気、嘔吐)、尿道・膀胱炎、熱中症など

慢性疾患

生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)、メタボリックシンドローム)、貧血、頭痛、便秘症、花粉症など

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